リードバーテンダー藤川欣智  ウィスキーの世界

リードバーテンダー藤川欣智 ウィスキーの世界

スコッチウィスキー

スコッチウィスキースコッチウィスキーとは、北海道とほぼ同じ面積しかないスコットランドで造られるウィスキーです。1994年には、誕生(1494年)から500年という記念すべき年を迎えました。1494年が誕生の年というのはあくまでも正式文献上の年で、歴史上では12世紀ごろにはウィスキーは造られていたであろうと言われています。まだこの頃はウィスキーという言葉もなく、ウシュクベーハー(生命の水)と呼ばれていました。

スコッチウィスキーと言えば、シーバスリーガル、バランタイン等のブレンデットウィスキーが主流ですが、このブレンデットウィスキーを構成するのに最も重要なもの、それは「ひとつの蒸留所から造られるているウィスキー」ということです。ひとつの蒸留所から生まれるのでシングルモルトウィスキーと呼ばれており、とても個性的で味わい深いものばかりです。

シングルモルトウィスキーを造り上げる過程で「造り4割、樽6割」と言われ樽熟成は特に重要視されています。透明なウィスキーが琥珀色に染まるのは樽熟成のおかげなのです。その樽の素材はオークです。どんぐりのなる木といえば想像がつくと思います。この樽の中で10年から長い物は30年以上の長い眠りにつきます。この長い年月の間に静かにゆっくりと年に数回呼吸をするといわれています。蒸発したウィスキーを外に出し(エンジェルズシェア)、またスコットランドの澄んだ空気をたっぷりと吸い込みます。静かにゆっくりゆっくりと時間が流れて、奥深い魅力のあるウィスキーが生まれるのです。

樽の中でどのような変化が起きてウィスキーの芳醇な味わいと芳香が生まれるのかは、現代のテクノロジーを持っていても全てを解明する事は出来ていません。まさに神秘的なお酒といえるでしょう。

世界中から愛されているウィスキーは、伝統技術を守り続ける人、清らかな水、大地の恵み、雄大で冷涼な自然から生まれます。時を越えて愛され続けるウィスキー片手に極上のリラックスタイムを楽しんでいただければと思います。

THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY

【ソサエティーの歴史】
スコッチ モルト ウィスキー ソサエティー(SMWS)は1983年にエディンバラの古い港町リースで設立されました。モルト愛好家が集まり蒸留所から樽ごと購入して、仲間同士で楽しんでいました。そのウィスキーの味わいは素晴らしく、仲間が仲間を呼びシンジケートは瞬く間に発展して、ソサエティーを結成する事になりました。SMWS設立の趣旨は、世界で最も素晴らしいスピリッツであるウィスキーを愛し、仲間同士で分かち合い、認識を深め、味わい、そして楽しむ事にあります。
今では世界中から入会希望者が集まり14カ国(アメリカ、スイス、オランダ、イタリア等)に支部があり、会員数は3万人を超える規模となっております。

【ソサエティーのこだわり】
本部の選定メンバーがスコットランド各地にある蒸留所の協力を得て樽を厳選し、ウィスキーが樽の中で眠っていた状態で瓶詰めしております。たった一つだけの樽から、加水せずチルフィルター(冷却濾過)にもかけずに瓶詰めしております。これは「熟成されていたままの状態でウィスキーを飲みたい!」というSMWS設立当初からの方針です。
SMWSボトルの大きな特徴は、同一のラベルを使用し蒸留所名を記載していないことです。ラベルに記載しているのは、SMWSの大きなロゴマークと蒸留年月、熟成年、アルコール度数、そして蒸留所コードと樽番号です。先入観にとらわれずにウィスキーを味わって欲しいという事の現れでもあります。
どこの蒸留所のウィスキーであるか、香りや味について説明したテイスティングノートを記載しております。お客様にはテイスティングノートや年数、度数、どこの蒸留所であるかのヒント等を参考にしながらお好きなウィスキーをお選びいただけます。

AGING MALT in the BARREL

バーフィフティーンが行き着いた答え

【お薦めシングルモルトウイスキーコース】
コース料理がオードブルからメイン料理とすすんでいくように、“3から5種類”の厳選したシングルモルトウイスキーを順番に味わうことにより、ウイスキーの持つ魅力を最大限に引き出す飲み方のご提案です。それぞれの個性の中に見いだせる味わいの違いを、鮮明に浮かび上がらせ、よりシングルモルトウイスキーの持つ魅力を引き出すことが可能になります。杯を重ねるごとに味わい深さが折り重なりウイスキーの醍醐味を存分に堪能することができます。モルトに浸る、安らぎと至福の時間をお楽しみください。

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