ひな祭りに合わせ、芝パークホテルでは ひな人形とともに「吊るし雛」 を中央大階段に飾りました。
吊るし雛の始まりは、江戸時代にまでさかのぼるといわれています。 当時、雛人形はとても高価で、裕福でない家庭ではなかなか手に入らないものでした。
それでも「生まれてきた子どもが幸せに育ちますように」という思いは、どの家も同じ。
お母さんやおばあちゃん、叔母さん、そして近所の人たちまでが少しずつ布細工の小さな人形をつくり、持ち寄って飾りにしたのが、吊るし雛の始まりだと伝えられています。
こうして、みんなの想いを紡いで作られた吊るし雛は、赤ちゃんのお守りとして大切に受け継がれてきました。
雛人形の代用品として生まれた風習は後に、
伊豆稲取(静岡)・柳川(福岡)・酒田(山形) を代表とする地域文化へと発展し、
華やかな縁起物として全国に広まっていきます。
2026年は、そんな吊るし雛を本とともに展示いたしました。