おもてなしコンシェルジュおすすめ書籍 Vol.86-88
芝パークホテルのお客様は、ライブラリーラウンジをどなた様もご利用いただけます。国内外の書籍の中から、おもてなしコンシェルジュがお勧めの本をご紹介いたします。ぜひお手に取ってご覧ください。
芝パークホテルのお客様は、ライブラリーラウンジをどなた様もご利用いただけます。国内外の書籍の中から、おもてなしコンシェルジュがお勧めの本をご紹介いたします。ぜひお手に取ってご覧ください。

著者:ガストロノミープロデューサー 柏原光太郎
出版社:ダイヤモンド社
今、世界のセレブや美食家達が注目しているもの、それは大都市東京や大阪のレストランではなく、その土地の風土や在来種を活かした【ローカルガストロノミー】です。また最近は単なる高級食材ではなく、その【土地でしか体験できない食の物語】を求め、地方の辺鄙な場所にある名店を訪れる為に来日し、足を運んでいるのです。
中でも驚いたのは三重県の伊勢志摩にある離島のお寿司屋さん。東京からヘリコプターをチャーターし、その寿司屋へ直接赴くというレストラン。その他にもこんなお店があるのだと驚きや行ってみたくなる地方のレストランが紹介されています。ぜひ、この本を読んで旅行の目的になるようなお店を見つけてください!

英訳:ピーター・J・マクミラン
発行:文春文庫
日本で古くから親しまれている「小倉百人一首」。本書は、アイルランド生まれの日本文学研究家であり詩人でもあるピーター・J・マクミランによって英訳された一冊です。百人一首は、五・七・五・七・七という限られた言葉の中に、恋心や自然の風景、故郷への思いなどが込められた和歌のコレクションです。
一首から百首すべてを、見開きで日本語と英語の両方で楽しむことができます。英訳によって、新たな視点から和歌の魅力に触れることができるのではないでしょうか。
あとがきでは、和歌の意味や言葉の語呂合わせ、背景までをさらに深く知ることができます。
英語と日本語を行き来しながら、百人一首の新たな魅力に出会える一冊です。

著者:谷川俊太郎
絵:Noritake
出版社:ブロンズ新社
私はこの本を、多くの人に読んでほしいと思います。
「へいわ」と「せんそう」を見開きで対比させたシンプルな構成だからこそ、戦争によって当たり前の日常がどのように失われるのかが強く伝わってきます。
特に心に残ったのは、「みかた」と「てき」のページです。その対比を見た瞬間、私は大きな衝撃を受けました。
戦争は終わればすべてが元に戻るわけではありません。
失われた命や心の傷、悲しみは長く残り、ときには次の世代へと受け継がれていきます。難しい言葉を使わずに戦争の本質を伝えているため、子どもから大人まで、それぞれの立場で平和について考えるきっかけになる一冊だと思います。